○
今山委員
10ページに
生徒会による
人権宣言が2つ掲載されていますけれども、これは特定の
学校だけなのか、それともおおむね全部の
学校でされているのか教えてください。
○
野田学校教育課長
ここには
大分西中学校のものと
稙田東中学校のものを示させていただいておりますけれども、全校で取組をしていただいております。
○
今山委員
下の「ちくちく言葉」は何となくイメージできるですが、「ふわふわ言葉」というのは具体的にどのような言葉ですか。
○
野田学校教育課長
主に
小学校で低学年の
子供たちに分かりやすくするために、優しい言葉かけということを意味しております。いわゆる人の悪口ではなく、例えば何げない「ありがとう」とかいうような言葉もそうですし、「うん、よかったね」とか、そういうような言葉も含めて、
学校では指導しているところです。
○
今山委員
分かりました。
○
安東委員長
そのほかありませんか。
○
永松委員
先ほど説明があった
スクールライフサポーターはそれ相応の効果が出ているというような話ですけれども、そうであるならば、今、4校ですけれども、今後、
大分市内の
中学校にこれをもう少し増やしていくような考え方はありますか。
○
野田学校教育課長
今年度からお認めいただいて、4校に配置をさせていただいて、
大変効果が出ておりますので、今後拡大をさせていただければと思っております。
○
永松委員
ぜひそういう方向で取り組んでください。
○
安東委員長
そのほかにありませんか。
○松本副
委員長
hyper−QUを年に2回全校で取り組まれるということですけれども、1回にかかる経費は幾らになるのか教えていただけますか。
○
野田学校教育課長
この
検査用紙、
検査料は1人
当たり約460円でございます。このほかにも、教職員の
テキスト代などがございます。
○松本副
委員長
それは
保護者の負担ではないですよね。
○
野田学校教育課長
保護者の負担ではございません。
○
安東委員長
そのほかありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安東委員長
それでは、ここでコンピュータ機器等借上料の
説明に使用する
電子機器の準備と換気のため休憩いたします。
午前10時35分休憩
午前10時41分再開
○
安東委員長
それでは、
文教常任委員会を再開いたします。
大分市
教育センターから、コンピュータ機器等借上料について
説明を受けたいと思いますが、
タブレット端末を用いた
説明の際に、
執行部から
操作方法を
説明する補助の職員を配置されるとのことですので、御不明な点がありましたらお尋ねいただければと思います。それでは
説明をお願いします。
○
佐藤大分市
教育センター所長
コンピュータ機器等借上料につきましては、
校務用コンピュータ機器等と
教育用コンピュータ機器等の2種類がございます。
まず、
校務用コンピュータ機器等につきまして、資料を御覧ください。
事業目的は、
教育委員会事務局及び
市内小中学校間の
情報通信ネットワークシステム、
校務用ネットワークシステムについて、
共通サーバーにおけるデータの
一元管理を核とする整備を行い、ハード、
ソフト両面の安全性向上を図るとともに、校務の情報化、標準化、効率化を推進すること、また、併せて教職員が
子供と向き合う時間を確保することであります。
整備
状況といたしましては、
平成29年4月から令和4年3月までの5年リースであり、校務用コンピュータ2,500台を教職員に、校務用プリンター430台を職員室等に配備しております。
校務
支援システムとは、
学校基本情報を中心に、成績情報、保健情報などの全てのデータを相互連携させることで、重複作業の軽減、情報の
一元管理を実現するソフトウエアで、各校務用コンピュータにインストールしております。
整備効果といたしましては、図のようにセンターサーバー化することにより、セキュリティーが向上するとともに、校務
支援システムの機能であるメール、文書管理、成績処理、通知表作成、保健管理等を活用し、校務の効率化が図られております。
今後の方向性といたしましては、令和3年度がリース満了であり、更新の準備を進めているところでありますが、成績情報や保健情報等、
児童生徒の個人情報を取り扱うことから、さらなるセキュリティーの向上及び校務の効率化に向けたシステムを検討する必要があると考えております。
なお、県下で校務の共通化を推進するため、校務
支援システムの共同調達を実施し、統一化を図っているところであります。
次に、
教育用コンピュータ機器等につきまして、次の資料を御覧ください。
事業目的は、各
学校のICT環境を整備し、ICTの活用により、
児童生徒の興味関心を高め、分かりやすい授業を実現するとともに、
児童生徒の情報活用能力を育成することであります。
整備
状況といたしましては、令和元年9月から新しい環境となっており、具体的には教育用コンピュータ等として、プロジェクターを各学級に1台、合計1,779台、実物投影機を3学級ごとに1台、合計443台、
児童生徒用
タブレット端末を3学級ごとに1セット20台、合計8,710台、教育用
タブレット端末を授業担当者に1台、合計2,342台配備したところであります。
また、ソフトウエアとして、Microsoft Officeをはじめ、検索、協働学習機能、プレゼンテーション機能を持つ学習
支援ソフトを導入しております。
整備効果といたしましては、
児童生徒用端末を3
クラスに20台となるよう整備し、各学級1日に2時間程度、2人で1台を使用し、時間調整することで、1人が1台を使用して学習することが可能になったところであります。また、授業担当者に1人1台の端末、教室にプロジェクター、スクリーンを各1台整備したことにより、教材等を拡大して見せたり、画像、動画コンテンツを見せたりすることが毎時間可能となったところであります。
実際の活用
状況として、事例を次のページに記載しておりますが、後ほど
児童生徒用
タブレット端末の学習
支援ソフトを用いた学習について体験していただきたいと考えております。
今後の方向性といたしましては、現在、
児童生徒用端末が4.4人に1台の配備であり、共同利用していることから、学びの充実を図るため、今後、国が進めるGIGAスクール構想に基づき、1人1台端末の整備を整える必要があると考えているところでございます。
それでは、ここから
児童生徒用
タブレット端末を用いた学習
支援、特に臨時休業期間中に
小学校6年生と
中学校3年生が活用した、まなびポケットというソフトを体験していただきたいと思います。
私は6年1組の担任の教師として、皆様は6年1組の児童として体験をしていただきます。
それでは、端末のデスクトップの左から2列目、一番上に、まなびポケットというアイコンがありますので、タッチパネルディスプレイを軽くタッチをして、エンターキーを押してください。
ログイン画面になりますので、所定のユーザーIDとパスワードを入力し、ログインボタンを押していただきます。
開くと、ポプラディア
ネットなど、ソフトが表示されていると思いますが、まなびポケットは、幾つものソフトを束ねる入り口としての役割があり、まなびポケットにログインすることで、他のソフトにもログインできるシングルサインオンという仕組みになっております。ソフト一つ一つにIDとパスワードを入力することなく利用できます。
それでは、初めにメッセージの送信画面を見ていただきます。
臨時休業期間中も
子供たちと先生との間でメッセージのやり取りを行いました。
画面左側の黒い帯の部分を見てください。左側の部分にホームが選択されていると思いますが、その下のチャンネルという部分があります。チャンネルをタッチしてください。私が6年1組の児童に送信したメッセージが表示されています。
このように、まなびポケットにはメッセージ機能がありますので、今日一日の過ごし方、課題について
説明したり、簡単な健康観察を行ったりすることができます。また教員は、どの児童がメッセージを確認したか知ることができます。児童は、先生のメッセージに返信することができます。実際にやってみたいと思います。
教師が送っているメッセージの下に吹き出しの部分があります。この吹き出しのマークをタッチしていただくと、コメントを入力する欄が下にこのように表示されますので、ここに実際に何か打ち込んでいただければと思います。コメントを入力の部分をタッチしていただいて、カーソルが表示されましたら、何か言葉を入力していただければと思います。
入力が終わった方は、右側に投稿するというところがありますので、これを押していただくと投稿ができます。また、投稿した後は画面を更新する必要がありますので、投稿した後、左上の更新ボタンを押していただくと、更新された画面が見えるようになります。
更新した後、もう一度左の吹き出しの部分をタッチしていただきますと、このように投稿していただいたものが見えるようになります。随時、投稿した方が増えていますので、更新を押して、また吹き出しの部分を再度タッチしていただけると、さらに更新したものが現れてまいります。
こういった形で、先生からメッセージの送信、
子供たちからの返信、全員がこのように共有して見える
状況であります。
それでは、次に、スクールタクトで意見交換を行う場面を体験してみたいと思います。
左側黒い帯の部分のホームボタンをタッチしてください。そうすると、また最初の画面になります。一番左上にスクールタクトというソフトがありますので、タッチしてください。
本日は
学級活動で意見交換を行うために既に課題を配付しております。
学級活動を再びタッチすると課題1が表示されますので、画面が大きくなるまでタッチをして、大きくしてください。小さい場合は、もう一度タッチしていただくと大きな画面になると思います。
では、左側に鉛筆ボタンがあります。この鉛筆ボタンをクリックしていただきますと色が選べますので、好きな色を選択していただき、タッチパネルですので、指で、
学校のよいところを簡単に何かコメントしてください。書き直したい場合には、1つ作業を戻す矢印のボタンや、消しゴムを使って消すことも可能です。
教師は、児童一人一人が何を書いているのか、教師画面で確認することができますので、授業中であれば、進んでいない児童に声をかけることができますし、臨時休業等であれば、教師はそれを見て児童に対応することも、声かけすることも可能です。
今は児童一人一人が
自分の考えを書き、友達の意見を見ることができない設定にしていますが、意見交換をする場合は、友達の意見を見るモードに変えてみたいと思います。
今、共同閲覧モードに切り替えました。画面右側に紫色の虫眼鏡ボタンが表示されたと思います。この虫眼鏡ボタンをクリックすると友達の意見を一覧で見ることができ、
自分の考えを深めたり、意見交換をしたりすることができます。また、1人の児童の画面をタッチしていただきますと、大きく表示することもできます。
先ほどのプリント資料に、実際の活用
状況を記載しておりましたが、理科で、植物を観察して気づいたことに写真を入れて、文章で書いて共有をしたりするなど、学習活動で活用しているところであります。
それでは、最後にドリル学習を体験していただきます。
画面左の一番上に、まなびポケットというタブがありますので、一番左上、まなびポケットのタブをタッチしてください。そうすると、ホーム画面に戻ります。左下にドリルパークというソフトがありますので、ドリルパークをタッチしてください。利き手を選んでくださいという画面が出ましたら、
自分の利き手をタッチしてください。
自動的に
自分の学年のドリルが選ばれるようになっていますので、6年生のドリルが表示されています。今日は算数のベーシックドリルをやってみますので、算数、ベーシックドリルをタッチしてください。今日はこの中で3の対称な図形をタッチしていただき、3の1、線対称な図形のスタートボタンをクリックしてください。線対称の形を記号で選ぶ問題ですので、記号を選んで、答え合わせのボタンをクリックしてみてください。右側のアイウエオカまでありますので、タッチしていただくと選択することができます。例えば3つ選んで答え合わせ等をしますと、合っているかどうかというのも分かります。線対称も、上下の場合と左右の場合がありまして、答えを見るを押していただきますと、実際に解答も見ることもできます。また、次へのボタンで次の問題に進むことができます。
教師は、児童一人一人について、問題が解き終わっているか、どこが間違っているかなど確認ができますので、進捗に応じた声かけや、つまずきに応じた指導ができます。また、このドリル内でもコメントの配信ができますので、臨時休業時には児童に励ましやアドバイスのメッセージを送っていたという声も聞いているところであります。また、今回は6年生の算数を体験していただきましたが、学年を選び変えれば、前の学年の復習等を行うこともできます。実際、
子供たちは学年、教科を選びながら、随時取組を進めていたところであります。
○
安東委員長
それでは、コンピュータ機器等借上料について、皆さんから質問等はありませんか。
○松本副
委員長
この
タブレット端末にはLiveOnのアイコンがありますが、オンライン授業ができるという認識でいいですか。
○
佐藤大分市
教育センター所長
LiveOnにつきましては、現在、
教育センターから職員研修を行うとき等に活用しているところであります。また、教員が使う機会を増やす必要がありますので、現在では
学校にそのライセンスを貸し出して、
全校集会等において、校長室や
生徒会室から発信をして、各教室で見るというような、そういったところにも活用しているところであります。一斉に行うオンライン授業等は、今はそれだけのライセンス数がありませんが、今後、1人1台端末が導入されますので、そういったことも準備をしてまいりたいと考えております。
○松本副
委員長
分かりました。
○
安東委員長
そのほかはいいですか。
〔「なし」の声〕
○
安東委員長
以上で、全ての
評価対象事務事業の
説明は終了いたしました。
次に、その他として
学校教育課より発言を求められていますので、許可します。
○
野田学校教育課長
新型コロナウイルス感染症に係る教職員の
状況につきましての御
説明と報告をさせていただこうと思っております。
委員の方々におかれましては、先週、報道等でお知りおきの部分もございますけれども、本市
原川中学校の40代男性教諭が先週17日に陽性の確認がされ、最終的には
原川中学校から3名の教職員、そして、この3名のうちの1名の配偶者が過去、市内
中学校に勤務しておりまして、市内では、合計4名の教職員の感染が先週確認をされたところでございます。
この感染が
子供たちあるいは教職員、職員室内に広がっているかというところの確認につきましては、保健所等の指導もございまして、
原川中学校につきましては、先週、全教職員のPCR
検査を実施いたしたところでございます。
なお、私が今、御
説明をしました配偶者につきましては、感染してから後は当該校の教職員や、あるいは
児童生徒との接触がないので、PCR
検査を実施する必要がないということでございます。
また、
原川中学校につきましても、現時点では
児童生徒への感染の
可能性は極めて低いということで、
子供たちへのPCR
検査は実施していないところでございます。本日朝の時点でも、
子供たちから、
原川中学校、また他校の
中学校でございますが、
児童生徒が発熱等、発症の症状が出ているということの報告は受けておりません。
しかしながら、
原川中学校につきましては、
子供たちへの感染を絶対に抑止しないといけないという観点から教職員の自宅待機期間に何を講じていればこういった感染を防げたのかというようなことを顧みて、今後、
学校が始まった後の
子供たちへの感染をさせないためにはどのようにしていくべきかというような協議を一旦持って、
学校を始業させようかと思っております。
よって、通常、市内全小
中学校は明日から2学期の始業を行ってまいりますけれども、
原川中学校1校のみ、27日の木曜日から2学期を始業したいと考えております。